それは


俺が祖母ちゃんから譲り受けた

祖父ちゃんの形見の

針金でできた鍵。そのものだった。


その鍵を見た瞬間に

夢から放り出されるように目を覚ました俺は

流れ落ちる汗と加速する鼓動に、息切れすら感じて

ベッドから飛び起きた。



これは一体…



どういうことなんだ?