きっと君を探すから〜kiyoto〜



「栄二、最近暇なく出歩いてるみたいだけど、今日もで歩くんでしょ?」


「えっ?うん…まあ、一応そんな感じかな…」


「それなら、ちょっとお使い頼まれてくれる?」


はい、きた。


専業主婦なんだから自分の用事足しくらい自分でしろよ。





「なに、その目?」

「いや、別に…」


「お父さんは会社の忘年会だし、年の暮れも近いから私も一度、お義母さんの様子を見るついでに大掃除をしてあげるつもりだから、2、3日帰れないから」と紙袋を手渡された。

「…なにこれ?」

「クリーニングにだしといて」

「今じゃなくてもいいんじゃない?」

そう呟いた俺を母さんが鬼のような形相で睨みつけた。


「あんたの父親が、昨日の飲み会で、Yシャツに口紅をつけてきたのよ⁉

12月になった途端に毎日のように飲み歩いて…

一体、どんな店で誰と飲んでるんだか…

あんたの父親の汚れ物は息子のあんたが片付けなさい」


もう100%とばっちりだ…。


要は、父さんがYシャツに口紅をつけてきたことに激怒していて

見たくもないから俺に頼んだというわけか…