「私にはそれが誰なのか分からないんですが…
毎年、必ず花を届けて下さる方がいます。
確か…新里さんという方だったと思うのですが…
何か兄の恋人に繋がる手助けになりますか?」
新里…それは鈴だ。
間違いない。
「その方は今どちらに⁈」
「確か東京と書かれていた気がしますが…」
と、大地が考え混んでいると
使用人らしい方が他の客人が見えた事を伝えに来た」
「すいません、暫く待って頂けますか?」
そう言われて
俺の気持ちは固まった。
鈴は東京にいる。
それが確かだという事はわかったのだ。
あの日
清人は鈴に約束をした…。
俺は大地に首を横に振って見せた。


