「兄さんが守ると約束したあの秘密基地を庭に作る事で いつかその恋人が 訪れてくるのではないかと…信じていたんです。 あの子が来れば… 清人もきっと 天国で笑えるだろう… そんな事を言いながら 今度は家族みんなで あの秘密基地を建てたんですよ…」 でも 鈴は来なかった… そうなのだろう…。 「その…鈴の…清人の恋人の事を何か知っていますか…? 小さなことでもいいんです。 彼女に繋がる何かを…」 すると 大地は少し考えたあとで 「そういえば…」と、両手を軽くパチンと叩いた。