小学校へ着くと
俺は清人と
鈴と
祖父ちゃんの思い出がたくさん詰まったこの場所を携帯のアルバムに収めて
大地の元へと向かった。
タクシーの運転手に住所と大地の苗字を伝えただけで
「ああ、田畑さんだね」と言われてしまった。
大地の家の前に着いて
タクシーの運転手が簡単にそう言ったのがすぐに理解できた。
さすが、会社の社長だっただけあって
俺の予想を遥かに超える豪邸が目の前に広がった。
きっとこの町にこの家と並ぶほどの大きな屋敷はないだろう…。
途端に緊張し始めた手がぶるぶると震えだすから
秘密基地の鍵を…
清人の思いを握りしめて
そのインターホンを押した。
清人…
今
大地に会えるぞ…。


