きっと君を探すから〜kiyoto〜



「まあ…仕方ないか。」


大地がいるのはこの隣りの町だけど

そちらには泊まる場所が無かったのだ。


仕方なく

清人の町のおんぼろ民宿に泊まることになった。


チェックインをしている俺に、受付の婆さんが「この町の地方新聞を見るかい?」

と分厚いファイルを手渡す。


地方新聞って…

全く興味はないんだけど…



「以前、泊まったあんたくらいの女の子は熱心に昔の記事なんかを読んでいたみたいだよ」と言われて


不意に


商店街で泣いていたあの子を思い出した。



昔の記事があるなら…清人の時代の新聞もあるかもしれない。


そう思って

新聞の綴じられてるファイルを手に

部屋へと向かった。