「清人、お粥なら食べれるかい?」
休日の朝
父と母と大地が揃って部屋に食事を運びに来てくれる。
「ああ…
母ちゃん
その前に
頼みたい事があるんだ」
「なあに?
また
秘密基地を見たいの?」
「そうじゃねえ…
たまに
甘えてーな」
「もう、中学生にもなって…まだまだ子供なんだから」
死人のように
青白い清人を見て
泣き笑いしながら母がそっと
その腕で清人を抱き寄せる
「かあちゃん…
あったけーな
大好きだ」
「母ちゃんもよ、清人が大好き」
「父ちゃんもだぞ、父ちゃんも清人が大好きだからな!」
「ああ
分かってるさ…」
そう言って
テレビの電源が消えたように
視界が真っ暗になった。


