「どういう意味だよ…」
清人が呆れて聞き返すと栄は入学式の出来事を、知ってるぞと話し始めた。
それを言われて清人の頬がほんのり赤く染まる。
そう
清人は入学式の日
同じ小学校だった女の子から告白をされたのだ。
「鈴ちゃんがいなくなって、こんな事を言うのはズルいかもしれないけれど…
私も清人君が好きだったの…」
入学式の帰りの事だった。
突然の告白。
しかも清人は鈴以外の女の子には全く免疫がなくて
思わず顔が熱くなった。
けれど、すぐに鈴の顔が頭に浮かび、首を横に振ったのだ。
「ご、ごめん…俺…
そのっ…
好きな子がいるから…」
すると彼女も分かっていたかのように微笑み頷いた。


