きっと君を探すから〜kiyoto〜



その日から放課後、栄に手伝ってもらって

秘密基地の設計図作りや写生をした。


写生は、いつ、この場所に来れなくなっても大丈夫なように絵に残した方がいいという栄の提案だった。


「それにしても、こんな秘密基地があったなんて…

お前ら2人で使ってたなんてズルいよな…」

そう、秘密基地のことは今まで誰にも内緒にしていたんだ。

今回は栄だけに特別教えたのだ。

「誰にも言わないでくれよ…」

写生をしている、栄の隣で、清人はひやひやしながら呟いた。

「俺は口が固いから安心しろ…

それにしても…

やっぱりお前らは両思いだったんだな…」

と突然、栄が肩を落としたから清人は不思議そうに栄の横顔を見つめた。



「どうしたんだよ、栄…」

「いや、別に…なんでもないよ」

栄が、何かを隠していることは察しがついた。


「隠すなよ」

「隠してねえよ…」

「親友だろ?」

親友という言葉に顔を引きつらせた栄は「今更だし」と呟いた。