きっと君を探すから〜kiyoto〜



今度は暫く黙り込んでいた清人ゆ呼び戻すかのように聞こえた声。

「きよ…

ちゃん?」


と、鈴の声が聞こえて我に返った清人は

鈴が冗談を言って

俺をからかおうとしてるんじゃないかと…

思って

「…どっか、旅行か?」って聞いたけど

鈴がそんかくだらない冗談を言うような子ではない事を


清人が1番知っていた。




「…明日、お父さんの身内がいる東京へ

引っ越すわ」

俯きながら呟く鈴を見て


現実が

見えてきた。



やっぱり



そうなんだ…





「おじさんの仕事先…やっぱりだめだったんか?」


もし、そうならどうして、相談してくれなかったのかと


切なくなる。


「うん…。

きよちゃんたちみんなが頑張ってくれたのに…ごめんね?」


ごめん…?



それは



自分と鈴の間柄でそんな気を使わなきゃいけない関係じゃないだろ?





「なんでもっと早く言わなかった‼‼?」

思わず


鈴の両肩を掴み




鈴は「ごめんなさい…」と震える声で呟いた。