卒業式を目前に控えた頃 鈴は突然、手を繋ぎたがるようになった。 2人きりでいる時なんかは特に、手を離す事をすごく嫌がり悲しんでいる。 清人はそんな鈴の突然の行動を不思議に思いながらも 恥ずかしくて 嬉しかった。 好きな子と触れ合えているのだ。 その手をつなぐ度に 跳ねる鼓動を感じながら 鈴を愛しく感じるようになった。 恋人という関係は こんなにも甘いのだろうか… まだまだ子供な自分達だけど 大人のように、相手を想い、想われ合うなんて 目の前が輝いて見えるようだった。