茜空にあなたとあたし

茜空の下、碧くんの腕の中で。

ドキドキ鳴る碧くんの鼓動を聞きながら、碧くんも同じなのが嬉しかった。


それから碧くんとあたしは手を繋いで歩き出す。


いつもより時間をかけてゆっくり歩く。

茜色の碧くんの横顔を見ながら、あたしはまたひとつ碧くんを好きになる。


この道がずっとずっと続きますように…


そんな気持ちを込めて見上げた茜空。


子どもの頃、朔と赤とんぼを追いかけて見た空とは違う。


優しいピンクも切なくなるほど深い赤も、暖かいオレンジに混ざり合ったとても綺麗な空だった。