昨日の出来事。

碧くんは、どう思うの?

他の人とキスしちゃったあたしを…碧くんは許せるの?


大好きな碧くんの横顔。

悲しそうな表情。


やっぱり言うんじゃなかったと、後悔し始めた、その時…


「もしかして、朔のこと思って俺と別れようとか…考えた?」

碧くんが不安そうな顔をした瞬間、切ない気持ちでいっぱいになった。


「そうした方が…って思ったんだけど、できなかったの。碧くんを諦めるなんてできない。朔を傷つけても自分の気持ちを大切にしたい自分に…ショックで」

大切なはずの朔を、傷つけた。