茜空にあなたとあたし

晴れてマネージャーになり碧くんとの時間が増えて嬉しいんだけど…


「篠田さん!」

「はいっ!」



倉庫の中に駆け寄ると砲丸投げの球と円盤が入ったカゴを指差して、先輩マネージャー貝崎先輩がヤリを持ってあたしを見る。


「これっ、運んで」


いかにも重そうな…

「はいっ」


気合いで持ち上げた。

まっすぐ歩いているつもりなんだけど。


体があっちこっちにふらつく。

倉庫の出口のハードルに足が当たりバランスを崩して…


「あっ!きゃっ」



硬い倉庫のザラついた壁に激突。


もう、正直辛い。

重いし何気にすることいっぱいだし…


「はぁ…」


でも碧くんの姿を見られるだけで嬉しいや。


碧くんがスパイクの紐を結び直している。


あたしもがんばろ…

ヨチヨチ歩きで運んでいく私を遠くで貝崎先輩が見てる。