恋のデザインは色鮮やかに。

「え、レイさんの担当?
こんなに若くてかわいい娘が?

う、羨ましいな」


反省する様子はない。


ニタニタするな。


「だからそういう目で見るなって言ってんの。

行くぞ、ナル」


三木の視界からナルを遮るようにして間に入って歩く。


若くてかわいい女が大好きな三木にとって、おそらくナルはかっこうの餌食。


ナルが1人の時を狙って、仕事部屋から出てくるかもしれない。


はぁ。


そんなことを考え出したらきりがない。


だからってナルをこの部屋に閉じ込める訳にもいかないしな。