……。
『ちゃんとレイさんがやりたい物を選んでください。
じゃないと私、動きませんからね』
そう言われたとき、全身に鳥肌が立った。
ずっと求めてきた何かを、言葉にして言われた気がしたからだ。
「ははっ、これじゃあ文句なしで試験合格だな」
うん。
ナルを担当にしたことは間違いじゃなかった。
もう、ナルは過去の担当とは違うなんて、比べることもしないだろう。
ちゃんと、ナルをナルとして見ることができる気がする。
床を蹴って、くるくると回る椅子の上でそんなことを考えていた。
『ちゃんとレイさんがやりたい物を選んでください。
じゃないと私、動きませんからね』
そう言われたとき、全身に鳥肌が立った。
ずっと求めてきた何かを、言葉にして言われた気がしたからだ。
「ははっ、これじゃあ文句なしで試験合格だな」
うん。
ナルを担当にしたことは間違いじゃなかった。
もう、ナルは過去の担当とは違うなんて、比べることもしないだろう。
ちゃんと、ナルをナルとして見ることができる気がする。
床を蹴って、くるくると回る椅子の上でそんなことを考えていた。


