恋のデザインは色鮮やかに。

だが、俺に騙されたとわかれば仕事も何も関係無くなるのだろう。


「なんですかそれー!」


部屋中に響くナルの声。
もう絶叫に近い。


「この時間は一体…。


私の努力は一体…。


時間を返して!」


「部屋の外にも声聞こえるぞ」


「知りませんよ。

レイさんのせいですから。

私たち、ただただ不毛な時間を過ごしてたんですよ?

もうあり得ない…」


今にも泣きそうな声。


それをされると俺の中の良心が痛むというか…。