恋のデザインは色鮮やかに。

「兄貴は…
兄貴はそんな人じゃないはずだ!

本人に確かめなきゃ」


「レイなら出掛けてるわよ」


「出掛けてる?
あの兄貴が?」


「出掛けてるって言っても、外に目的があるということでもなくてね。

簡単に言えばナルちゃんから逃げてるのよ」


「逃げてる?」


すると篤人君は急に勝ち誇ったような笑みを浮かべて、手を腰に当てて偉そうな雰囲気を醸し出す。


「兄貴に逃げられるなんて、ダメダメな担当じゃん。

これならこいつも今までの奴らみたいに長く続かねーな」


「篤人、余計なこと言わないの」


真央さんが若干焦ったように篤人君の口を封じた。


「ど、どういうことですか?

今まで、レイさんの担当になった人はすぐに辞めてるってことですか」