恋のデザインは色鮮やかに。

「なに?
楽しそうな声がするけどどうしたん?」


声を弾ませながら部屋から出てきたのは、まだどこか幼さの残る少年。


「来たか、不良少年。

レイの新しい担当の成瀬琴乃ちゃんよ。
ちゃんと挨拶しなさいね」


そう少年に声をかける真央さんは、まるでお母さんのようだ。


少年は私に鋭い目を向けると、ズカズカと近寄って来た。


んー。


至近距離で睨まれているのだが、可愛いと思ってしまう。


「へー、あんたが兄貴の担当っちゅうナルとかいう奴か?
いくらN大やからって、こんな小娘になんか務まらんやろうけどな!」


兄貴?小娘??