恋のデザインは色鮮やかに。

こんなことでは駄目なことくらいわかってる。
おそらくこの企業からも不採用の通知が来るだろう。
もう何社から縁がないと告げられたことか。
その度に心が折られ、自分の存在意義を問いただしたくなる。


自信も何もなくて、私なんかのために不採用通知の手間をかけさせてしまい申し訳ない、という気持ちになっていく。


家までの道を帰りながら、頭はぼんやりとしてくる。


親に強力なコネがあればなー。

それとも…
バッタリ会ったのが大手企業の人事部のお方でトントン拍子に話が進んで就職とかないかなー?


この際永久就職とかありだよね……




って、誰に?



そんなことを妄想するくらいには心がやられている。