恋のデザインは色鮮やかに。

「恋人でも欲しいのか?」


……。


静かに目を開く。


うわ。
あの時のおんなじ台詞。


ミニコントでも始める気?


絶対のってやんない。


「それ…欲しいって言ったらどうなるんですか?」


「ん?できるよ。
選択肢はないけど」


「できるんですか!?」


「…できるよ。
秋野零士っていう恋人が」


え…?


「どうする?
恋人が欲しいのか?」


目の前で挑発するような笑みを見せるレイさんに、心を奪われる。


胸がきゅんと締め付けられる。


ふざけんな。
そんな不意討ち…ズルいよ。



「じゃあ…。

恋人が欲しいんじゃなくて…。


秋野零士を恋人にしたいです」


勇気を振り絞って言ってやった。


こんな返しがくるとは思ってなかったのかもしれない。
レイさんは少し驚いて、階段を下りると私の頭の上にポンと手をおいて優しく笑っている。