恋のデザインは色鮮やかに。

「なるほどな。


それにしても…。
なんで平日なのに人がいるんだよ。
神社に人が来るのって年末年始だけじゃねーの?

毎日毎日こんなふうに来られたら…。
俺が神なら引きこもる。

軽い願いをいくつも聞かされるんだろ?
やってられないよな」


そこにはレイさんが言うほど人はいない。


たったこれだけで愚痴をこぼすなんて…。


「レイさんは誰が訪ねてくるでもないのに、引きこもってるじゃないですか」


「そこ正論で返してくるなよ」


ため息混じりにレイさんはひょいと賽銭箱の後ろに座る。


私はその前に立ち、自然と初めて会った時と同じ状況に。


せっかくだから、何かお願い事でもしておこうかな。


手を合わせて目を瞑る。