恋のデザインは色鮮やかに。

会社を出ると、ジリジリとした太陽が待ち構えていた。


「あっつー…」


日差しに耐えながら川沿いを歩く。


ブラウスをパタパタしていると、陽炎の向こうから1人のラフな格好をした男性が歩いてきた。


レイさん…。


額に汗を浮かべながら、それはもうしんどそうに。


レイさんは外に出るのを嫌うのに、この1週間で何度タワーワークスまで足を運んでくれただろう。



青山さんの言った通り、レイさんは来てくれた。


「ナル!」


その姿に、私をその瞳に映してくれていることに、涙腺を刺激される。