恋のデザインは色鮮やかに。

会社に戻っても、昨日の夜の出来事と、青山さんの担当をやるかどうかの考えで頭がパンクしそうだ。


青山さんの件は断るつもりだったのに。
まさか迷うことになるなんて。


そして、私が足を運んだのは社長室。


「失礼します」


「待ってたよ。

青山君に声をかけられてるんだってね」


「え、知ってたんですか?」


社長はいつも通りの穏やかな表情。
だけどその目は、私の心を見透かしているように思えた。



「青山君とは私も知り合いでね。

電話があったんだ。
話は聞いてるよ。

それで、ナルちゃんはどうしたいんだ?」


「…迷ってます。

青山さんの担当をするということは、この会社を去るということですし、レイさんの担当からは外れるということですし。


だけど、これが成長できるチャンスなら…」