恋のデザインは色鮮やかに。

「ナルー。
夏と言えばやっぱ海だよな」


「8月のカレンダーには、海のイラストがあったら夏の感じがでますね」


テレビを見ながらそんな会話をする2人。


いつもと何も変わらない。
それじゃあおかしいのに。


途中、ナルさんに話しかけられた私は、慌てて休憩所の奥へ逃げ込んだ。


今までにないくらい心臓が激しく打っている。


2人はカレンダーの話をしていた。
なら、もうデータがないことに気づいてるはず。


もしかして、私が消したことがバレてわざとあんなやり取りを!?
いや、まさか。
バレてるとは考えにくい。


じゃあどうして…?


2人が仕事部屋に戻ったあと、私はその扉の前で立ち尽くしていた。