恋のデザインは色鮮やかに。

次の日からナルさんを目で追うことが増えていた。


それは大きな問題で、目で追う度に私の中に、私の中に暗い影を落としていった。


何もかもが上手くいっているあの子が羨ましくて、妬ましくて…。
何より、レイさんの信頼を得ていることが最も悔しかった。


…大きな失敗をすればいいのに。


そんなことを考えては、自己嫌悪に陥る。
そんな日々を繰り返していた。



夜遅くまで仕事をして休憩所に出てみると、もうどの部屋の灯りもついていなかった。


レイさんとナルさんの仕事部屋も真っ暗…。


…今なら誰も見てない。


疲れていた私は。
ストレスの溜まっていた私は。


いや、ナルさんが失敗をすることを望んでいた私は。


その失敗を作り出すために、ふらっと2人の仕事部屋へ懐中電灯を持って足を踏み入れた。


「あれ…?」


あ、そうか。
この部屋、ナルさんが片付けてたんだっけ。


私が担当をしていた頃の散らかった仕事部屋とは見違えていて、部屋を間違えたかと一瞬焦った。