恋のデザインは色鮮やかに。

部屋に戻った私はさっそくUSBメモリをパソコンに繋いで、今までのレイさんのイラストを見る準備をしていた。


「レイさん。
去年はどういうカレンダーを作ったんですか?」


椅子にだらんと座って、仕事をする気ゼロのレイさんに聞いてみる。


「あー…、そういえばこの部屋のどっかにあったんだけどな…」


なくしたんですね…。


「どういうイラストを使ったんですか?」


「んー…。

覚えてない。
その時の担当が選んだイラストを使ったから」


また…。
担当に全てを任せて。


「じゃあ今年はレイさんも選びましょう。
必要があれば新しいイラストを描きましょう」


「えー。
描くの?」


私が話終わる前に食い気味で面倒くさそうな返事をぶつけてくる。