恋のデザインは色鮮やかに。

機嫌とるって何すればいいの?
笑わせるとか?


私が戸惑っていると、


「時間切れ」


そう言った、座ったままのレイさんに抱きつかれた。


「ちょっ…」


びっくりして後ろに下がろうとするけど、腰に回された腕がそれを許してくれない。


「逃げないで。

今からまた、仕事しなきゃいけないんだから」


力無いそのトーンに、胸が高鳴った。
私は今、レイさんに頼られているのかもしれない。


「…、……はい」


そんなレイさんを見ていたら、なんだか愛しさに似た感情が込み上げてきて…。


気がついたら私も、レイさんの背中に手を回していた。