恋のデザインは色鮮やかに。

「今度はレイさんも一緒に…」


「ナルが急にお昼行こうとか言い出して。

だから仕方なく一緒に行ったんだよ」


うわ。
簡単に裏切られちゃったよ…。


「なんだかんだで楽しかったじゃない!
いっぱいお喋りしたじゃない!」


ほぼレイさんの担当の座の話だったけど。


「へぇ。
ナルが篤人を誘ったんだ。

なんだかんだで楽しかったんだ。
へぇ…」


死んだ魚のような目で静かに訴えてくる。


怖い怖い怖い怖い。


さっきヤンキーに囲まれた時よりも断然、今の方が身のすくむ怖さ!


「そういうことなんで兄貴、俺は仕事に戻りまーす」


え…。
行っちゃうの?


引き留める間もなく、篤人君は仕事部屋に逃げ込んだ。


この状況で2人にされたら私が困るってことわかるでしょ!


本当に、なんで行っちゃうかなー…。
こういう時の逃げ足は速いんだから!


「…」


なにこの重苦しい空気。


「部屋行くぞ」


「はい…」


ついて行くしかない。