恋のデザインは色鮮やかに。

「今…なんて言ったー!!

上手く撒けたんだからお礼ぐらい言ったっていいんじゃないの!?

それを…
それをまだ22の私には向かって…!」



そそくさと逃げるように会社の中に入る篤人君を追いかける。


一生残る傷をつけられた!
絶対に許さないんだから!


「ちょっと、篤人君!

じっくりお話しようか?」


後ろから肩を掴んでグッと力を入れる。


「その前に、俺から話があるんだけど」


そう声が飛んでくる。
声の主は篤人君ではなくて…。


休憩所の椅子に体操座りをしてこちらを見ているレイさんだ。


あれ、なんか…
怒ってる?


「随分と楽しそうだな。

俺が仕事をしている間に、担当同士で仲良くお昼ですか?

へー、そう」


いじけて、ガンガンに不機嫌オーラをぶつけてくる。
これは面倒なやつだ。


自分が置いていかれたことが、そんなに寂しかったのだろうか?