恋のデザインは色鮮やかに。

そんなの絶対にさせちゃ駄目!
ここはオフィス街。
こんな所で暴力事件なんて起こしたら、すぐに警察がとんでくる。


そんなことになったらレイさんに何て言われるか…!


私が何とかしなきゃ。


「喧嘩なんて売ってませんよ!

私達仕事の話してて、熱くなってたんです。
それで、どっちが仕事に対して情熱を持ってるかっていう話になって。

そしたら彼が、その辺の男になら負けないなんて言って。


情熱を競い合いますか ?」


シーン…。


よし、よくわかんないけどチャンスだ。


「じゃあ、そういうことなので!」


そう言い残し、篤人君の腕を引いて全力で走り出す。


篤人君が何か不満を言っているが、聞いている余裕なんてない。


後ろを振り返る勇気もないから、追いかけられているのかどうかもわからない。


とにかく走った。