恋のデザインは色鮮やかに。

今日も朝から動き回る。


レイさんがイラストに取り掛かっていても、私は別で仕事がある。


備品の発注だったり、依頼の断りの連絡だったり、電話受けだったり。


そして思う。


こんなに依頼が来るなんて、普通じゃ考えられないんじゃない?
もしかして、レイさんって相当人気のあるイラストレーターなんじゃないの?って。


「新人のクセにサボりか?

兄貴に迷惑かけたら俺がクビにしてやるからな」


休憩所にいると、篤人君が部屋から出てきた。


目があってすぐに、そんな恐ろしい言葉をぶつけてくる。


レイさんにきちんと感想を伝えられただろうか、という不安を忙しさで誤魔化していたというのに…。


また答えの出ない考えの沼に落とされそうになる。