歪な愛のカタチ

ホテルから出た僕の目は腫れていた。

由佳の目も赤くて腫れていてうさぎみたいだ。

「私達カップルみたいだね」


腕を絡めながら由佳が言った。

「そうだね。きっと誰も疑わないよ、僕と由佳が偽装で付き合ってるなんて」

僕は笑いながら言った。


「普通に男の人を愛すってどういうことなのかな?どんな気持ちなのかな?」


由佳はそう言って僕の腕に絡めていた腕に力が入る。


「僕もわからない。普通に女の子を愛することってどんなことなのか、どんな気持ちなのか…」


「私達って歪だね。」

由佳が言った。


「あぁ歪だ。」


僕もそう言って歩き出した。