歪な愛のカタチ

キスが終わり時計を見ると結構いい時間。


「由佳、送ってくよ」

そう言うと黙って頷いた。

「遅くまでごめんな」


僕は由佳に謝った。

「いいんだよ、家に帰るとさ百合の家隣だからわかっちゃうの。今日は和真来てるとか部屋の電気消えたとか。本当に嫌になっちゃう。」

由佳は自嘲気味に笑った。

僕は由佳の手を握った。

僕より小さな女の子の手。
こんな女の子が震えている。


そう考えるだけで僕も切なくなった。

家まで送ると「ありがとう」と言って家に入った。

由佳の姿が見えなくなるのを確認すると唇に手を当てた。


竜也さんに、明日気持ちを伝えるんだと。