歪な愛のカタチ

「僕、章二と話してみるよ」

そう言うと由佳は優しく頭を撫でてくれた。

「隆ちゃんの髪ふわふわで猫っ毛だね」

由佳に触られてると安心する。母親のような感じだ。


「隆ちゃんは松岡さんにどうしようもなく切ない気持ちになって、キスしたくなったりする?」

由佳は顔を赤らめながら言った。

「なるよ。キスだけじゃなく、触れたくなる。僕のものにしたくなる」

「隆ちゃん、キスしたことある?」

由佳が聞いてくる。

「ないよ。彼女なんていなかったし、まぁ彼氏もいなかったけど。」


そう言うと由佳の人差し指が僕の唇に伸びた。


「キスしてみる?」