イケメン拾ったんですけども。

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かすかな意識の中に差し込む光。


…朝だ。



ところで、さっきから私の頭をなでているのは誰?

薄っすらと目を開けると、目の前に見えたのは私の部屋じゃなくて…イケメンしか見えない。


私のベッドに顎を乗せて、こっちをじっと見つめながら微笑む。


「朝ですよー。」


まだ夢だったりするのかな。



でも、この声昨日聞いたぞ?




あれ、昨日…。



イケメンと一緒に帰って…。

真田翔稀君って人が記憶喪失で…。


そしてそして、しばらく一緒に住むことに…。



あーー…。