イケメン拾ったんですけども。

「では…。おじゃま、します。」

「そこらへんに適当に座ってください。」



がちゃがちゃ、ちゃかちゃか。

じゅーー。


お菓子といえど誰かのために作るのは久しぶりで一つ一つの行動が浮くように軽い。



「できましたよー。どうぞ♪」


「いただきます。」


―パクっ。


イケメン君が、私の作ったの食べてるよーー。


「すごい美味しいです。」


なんて、ニコニコ笑顔で言ってくれるもんだから、惚れてしまいそうだよ。


「それは、よかったです!い…」


またイケメン君とか言いそうになった…。あぶないあぶない。

名前、聞かなきゃだ。