..そんなことよりも、
「ねぇ相島くん、演技ってどういうこと?」
私、本気で心配したのに!
「さっきも言ったけど、俺は泣く演技をして、晴香ちゃんに助けてもらおうと思っただけだよ。」
「うそ..ひどいよぉ....」
私、あんなに強がってたけど、けっこう怖かったんだよ....
なんか、涙がでてきた..
「ごめんね。さすがに、やりすぎたかもしれないけど、俺、晴香ちゃんと喋りたかっただけなんだよ。」
えっ..
そうだったんだ....
でも、
「騙すなんてサイテー!」
私は、ついかっとなって、自分が今持っている手提げを投げてしまった。
ヤバッ...
でも、気づいたときにはもう遅かった..
