精一杯の背伸びを







「小春ちゃん!?」



 広君が慌てふためいている。


 だけど、涙も、嗚咽も止まらない。


 恥ずかしい。


 こんな愚かな自分が恥ずかしい。



「わ、わたし、本当に、自分が、恥ずか、しい。平気で、人を、傷つけ、てる」



 何にも見えてない。


 どうしてみんなと同じようにできないのだろう?


 みんなのほうがずっと、ずっと大人だ。


 私は榊田君たちの気遣いをちっとも理解していない。


 榊田君は優しい、そう言っておきながら私が一番理解していなかった。


 いっそ、消えてしまいたい。


 こんな愚かな自分を消してしまいたい。


 私はどこまで落ちれば気が済むのだろう。


 こうやって泣いていること事態、広君を困らせているのに。


 自分が恥ずかしい。


 何ていう思い上がりを私はしていたのだろう。


 傲慢で、愚かで、どうしようもない人間だ。


 私は。