金の柵に囲まれた【雨の部屋】の真上に向かい 姫を乗せたシンがゴォォォと言う音と共に雲を破り 花火の様な星空の海へ泳ぎだします 「シン何て素敵な世界なの?」 夜空の花火の様な星と、 シンの軌跡が金色の尾をひいて 姫の服は、まるでカナリヤ色の様に変わって行きます。 「シンシンあの方に逢えるかしら?」 「あの方は……私だと、分かるかしら…」 『大丈夫ですよ』