そこには、たくさんの戦利品を持ってホクホクしている翼君と理央君がいた。


「え!?なんで!?」


「は!?あーそっか知らないんだったっけ…」


「知らないんだったっけ?」


どういうこと?


翼くんはたまによく分からないことを言う。


「俺たち同じ高校だよ?」


「えーーーーーーーーーーーーー!?」


私の声は、理沙が課題を3倍にされたときよりも大きかった。


驚いてる私を見て、翼くんは爆笑、理央くんは必死に笑いをこらえている。