今のままだったら、会話が尽きちゃうから 無理にでも話を続けるための手なんだけど。
少しでも長く希美と一緒に居たい。
話が尽きて、暫くすると希美は "そろそろ帰ろうか" と別れを切り出してくるから。
携帯で時間を確認してから "そろそろ閉店時間も近いから、早く行かないと" と足元に置いて居たスクバを手にした希美。
"そうだな" と俺も足元に置いたリュックを肩にかけた。
アイスクリームのチェーン店のアイスを買って、ベンチに座った。
買う際に ワッフルコーンにするか、カップにするかで 議論に発展した。
結果、それぞれに好きなものをたべればいい、ってところで話は落ち着いた。



