皆藤 羽琉(カイトウ ハル)



20xx年__…



新しい場所での生活に心を躍らせ.




夜中の2時を時計が回った頃



私は日記を書いていた。



窓は開いていたが少しだけ風が



カーテンを揺らすくらいで



静かで落ち着いた場所だった。



都会から少し離れた所だが



田舎でもなくとても住みやすそうだ。




だからこそ新しい学校での生活が



とても楽しみでもあるが



不安でもある。



《今日から日記を始めたいと思う。


明日は新しい学校での生活が


始まるんだー。そう思うと



ドキドキするけどいい仲間だといいな》



素朴で在り来たりな日記だが



書き終えると日記を閉じ



引き出しの中に入れ鍵をかけた。


この日記帳は私の親友が



お別れ会の時くれた物だ。



最初は離れたくないという気持ちが



大きかったものの.



新しい場所に来てみてここが



とても気に入った。



きっと町の人もいい人なんだろう。




ベッドを横になり


静かに目を瞑った。