ロストグラウンド

モンシロの足がもつれ倒れた。

僕の振り向いた先にはもう闇が迫ってきてた。

「もう…ダメだね…」

モンシロは泥だらけの顔で悲しげに笑った。

「ダメなんかじゃない!!ほら行くんだよ
!!」

手を引いたが立ち上がる気力も失せていた

「モンシロ!頑張るんだよ!!」

「ごめんね…ありがとうね…」

「モンシロ!!!!!」

涙が溢れ出した

「モンシロ…モンシロ…!!」

「えへへ…」

モンシロを強く抱きしめた

「…もしさ、生まれ変われたらさ…」

モンシロは小さく呟く

「…また一緒に…なろうね?」