周りに見られることはもう慣れてる。
けど、それは俺を恐れての眼差しで
そう言う、かっこいいとかいう視線は人と関わる機会が増えそうで少し怖かった。
俺は新しい人間関係を作るのが怖かったんだって、この時気付いた。
「人と関わるのが怖い。あ、お前みたいな奴は違うけど。」
「そんなこと言ったってお前、麻耶って子と自然に関わり始めたじゃねーか。」
麻耶は別だった。
麻耶は初めて話した時から俺にはどこか特別で
麻耶に関わるのが怖いとか思ったことは一度もなかった。
そりゃあ、入院してるときは、退院したら何を話そうとか不安には思ったけど
「麻耶は特別。」
「......」
裕也は何も言わずにただ俺を見ていた。
「...お前、おもんなくなったよ。」
「......は?」
俺の顔がよっぽど間抜けだったらしい。
裕也は1つため息をついてから自分の席に帰って行った。


