不良の俺とクールな後輩



意識不明になるまでボコボコにされて親がそう思うことも分かるし



神崎先輩がもう集まりに戻ってこないことは覚悟していた。



だけど、神崎先輩は戻ってきてくれる。



みんながそう信じてた。



と言うより、信じたかった。




「じゃあその時俺達にかかってこい。家には来るなよ。」




「いいじゃない。先輩が来てくれるか来てくれないかなんて、大輝には関係ないことでしょ。」




関係ないのか?



俺が首をかしげると、麻耶はため息をついた。













「お兄ちゃんにあれこれ言われる筋合いないし。」










………………









………………は?










「関係なくないぜ。俺の妹に手出しした奴は誰であろうと……」




俺がいまいち状況をつかめていないのが分かったのか麻耶は首を傾げて俺の顔を覗き込んだ。



その行動に自分でも顔が熱くなったのが分かる。




「先輩?」




「ふ、ふ、2人って……付き合ってたんじゃなかったのか?」




「「は?」」




麻耶と大輝の、声と視線が重なった。



2人とも訳が分からないというような、人を哀れむような目でまた俺を見る。