不良の俺とクールな後輩


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目が覚めたのは、それから2日経ってからだって後から裕也に聞いた。



起き上がろうとした時に頭にとてつもない痛みが走ったのはよく覚えてる。




「ユキ?」




目を覚まして1番に目に入ったのは俺を見下ろす裕也の心配そうな顔だった。




「ゆ…うや…?」




「ああ。お前2日も寝てたんだぜ。もう起きないんじゃないかって、みんな心配してる。」




裕也は少し安心したように笑った後、ため息をついてベットの隣にあった椅子に座った。



俺はその間も白い天井をボーっと眺めていた。




「ここは…病院か?」




「ああ。お前、酒が入ってた瓶で後ろから殴られたんだ。
目覚めたら検査とかあって、異常がなかったらすぐ退院できるって。」




「他のみんなは…?お前は、大丈夫なのかよ。」




裕也は少し困ったような顔をした。



その首には包帯が巻かれていた。



「ちょっと首をやられたけど、後は特になにも。

でもお前も含めて他の奴らは散々だよ。
腕骨折したやつとか、背中やられて治るまで車椅子とか。バイクがやられたから俺の叔父さんが全部直してくれてる。」




裕也は自分の首の包帯を少し触ってまたため息をついた。