「遅い。」






「ごめんなさい…。だけど、これでも早く来た方なんです!」







「楠木のくせに生意気。」






「はい…。」







いわゆる、会長と雑用です。






先輩は私が好意を抱いてることを知ってて、生徒会に入れてくれた。


だけど、その好意に応える気はないみたい。





「先輩好きです!」






「はいはい。口じゃなくて手動かしてね。」





「付き合ってください!」






「仕事なら付き合うよ。」






なんてのは日常茶飯事。
いつものこと。



だから、何も気にしてなかったんだけど…。