あなたの世界、わたしの世界

「あーつぅっかれたあー!!」

舞奈が布団にダイビングして言う。

「お疲れさん。それにしてもやっぱああいうところは疲れるね〜。無駄に愛想振りまかなきゃいけないもん。美味しいものが食べられんのは嬉しいけどね」

「舞穂は相変わらず食い意地がすごいね〜」

「逆になんであんたがそんなに少食なのかわからない」

それでも体型は2人とも全く同じである。

「さっさとお風呂入って寝ようよー。疲れた」

舞穂は賛成した。

その夜は結局お風呂の後に再び書庫に戻って、寝たのは結局3時過ぎだった。