でも、

なぜかリビングには明かりがついていた。

…お母さんたち、起きてるのかな?

そんなことを考えて

ドアに手をかけると、

「…もう耐えられないの!」

という母の声が聞こえてきた。

「毎日毎日あの子の世話して、

もう疲れたのよ。

あんな子、いらないわ!」